移住者ご紹介Vol.11
掲載日: 2017年11月7日更新
私の名前は「小桜ちゃん」。 小野町生誕といわれている平安歌人の小野小町と小野町の千本桜のイメージで生まれたキャラクターなの。小野町へ移住してきた末永様ご夫妻を紹介します！よろしくね！！
・・・今回は2011年12月に小野町浮金地区へ移住した末永様にお話を聞いてきました。・・・
震災以降、浪江町から避難のため各地を転々とし、小野町へ移住した末永様ですが、現在は小野町の恵まれた自然のなかでイチゴ栽培や趣味のカラオケ・ボランティア等様々な活動を行い充実した日々を送っているという事です。
小野町を移住先として選んだ理由は？
広々した物件と自然に恵まれ、飼っている犬4頭がのびのび暮らせ、自分の健康にも最適な環境の為です。
小野町へ落ち着くまでご苦労があったようですが…
浪江で震災に遭い妻の実家を頼り葛尾村へ、そこも安全ではないということで福島市の体育館へ、そこへは飼っている犬たちを連れていけないので浪江の家へ犬を放しに行き、その際に原発の水蒸気爆発の音を聞きました。体育館では燃料不足の為ストーブが夜の10時から朝の4時までしかつけられず、とても寒い思いをしました。
そこで2週間ほど過ごし今度は私（ご主人）の弟の奥様の実家を頼りに秋田県横手市のホテルに40日ほど留まり、犬と一緒に住むため二本松の一軒家に住むことにしました。しかしそこは近隣との間隔が狭く犬が夜吠えると近所迷惑になるため、妻と私で一晩中犬をなだめ、吠えないようにする日々でした。
そんな中、私が心臓の病気で入院し、犬が鳴いても問題の無い環境と自分の療養が出来る場所を探し、小野町へたどり着きました。
病気の方は大丈夫ですか
病気も小野町の環境のおかげか今はもう大丈夫です。
きれいな空気と無農薬で作った野菜を食べて、趣味のカラオケやオーディオ、写真等忙しくしています。
ワンちゃんたちも無事で本当に良かったですね
犬たちは浪江で動物保護団体に保護され、新潟の柏崎で預かってくれていました。
小野町では好きなだけ吠えて走ってストレスのない生活を送っています。
小野町での生活はいかがですか
冬の寒さは厳しいですが、町の方との交流も多く畑ではイチゴや様々な野菜などを栽培しご近所の子供たちとイチゴ狩りなども楽しんでおります。
イチゴ狩りですか、それは喜ばれますね。
ええ、大変喜んでもらえて、とても甘くて美味しいと毎年の恒例になっています。
無農薬でイチゴのほかメロンやスイカも作っています。これからもいろいろ作っていきたいですね。
また趣味である写真やカラオケ、オーディオなども時間を見つけてやっていきたいです。
奥様は小野町での生活はいかがですか
小野町は自然豊かでのびのび生活できています。今は趣味でフラダンスやビーチバレー、またボランティア活動等で忙しくしています。
もちろん畑も手伝っています。無農薬なので草むしり担当です。
とても広い畑ですから大変ですね。
ご夫婦で様々なことにチャレンジする末永様ですが今後小野町でやっていきたいことは何ですか
フルーツ栽培や地域活動、また趣味を通じての活動などで小野町の方との交流をさらに深めていきたいと思っています。また移住をしたい人達とも交流し私にできることがあればご協力したいとも思います。
・・・素敵なひとこと、ありがとうございます。多種多様な活動をされている末永様。交流の輪を広げていきたいですね。・・・
今回は浪江から小野町へ移住した末永様ご夫婦にお話を聞いてきました。
貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
大変な経験を乗り越えて小野町へたどり着き、今では地域の方たちとの交流を通じて小野町での暮らしを満喫しているご様子でした。
これから小野町へ移住を検討している方も、イチゴの家庭菜園などはいかがでしょうか？
とっても甘いイチゴがとれるようアドバイスしてもらえるとおもいますよ。