クマ出没に警戒!

掲載日:2025年12月19日更新

クマによる被害が相次いでいます

全国的に、クマの目撃情報や被害情報が相次いでいます。また、福島県では「ツキノワグマ出没警報」が発令されています。

特に最近は、クマのエサとなるブナやミズナラなどの堅果類(ドングリ)の不作により、食料を求めて人里に入り込むケースが増えています。

県内では、冬眠せずに人里や市街地に出没するケースが確認され、警報期間が延長となりました。(詳細は下記チラシデータをご覧ください。)

冬季もクマの出没に注意! (770.4KB)

 

決して他人事と思わず、最新の情報を入手して警戒しましよう。

「冬眠しないクマ」が出没しています

本格的な冬を迎え、クマも冬眠を迎える時期となるはずですが、いまだに冬眠しないクマが人里や市街地に出没するケースも報道されています。

県では、「冬のクマから体と命を守るための3ケ条」を制定しました。『冬でもクマは出る』という意識を持ち、クマを寄せ付けない対策を続けましょう。

  • 第1条 誘引物に注意
  • 第2条 建造物侵入に注意
  • 第3条 フィールドサインに注意

詳細は下記PDFをご覧ください。

冬のクマから体と命を守るための3ケ条 (1.9MB)

人里に近づけない工夫をしましょう

クマは嗅覚が敏感で、食物だけでなく、エンジンオイルやペンキなど強い臭いに引き寄せられるケースもあります。クマを引き寄せないために、次の点に注意してください。

  • 人家や畑のまわりに残飯や廃棄作物を放置せず、適切に処分しましょう。(蓋つきの生ごみ処理容器などを使い、臭いを出さないようにしましょう。)
  • 収穫しない農作物は放置せず、適切に処分しましょう。(特に果実はクマのエサになってしまいます。)
  • 人家に近い場所で養蜂はしないようにしましょう。(栄養価が高い蜂蜜はクマに狙われます。)

クマに出会わないために  

クマは嗅覚だけでなく、聴覚も敏感で特に高音に反応すると言われています。登山や作業で山林に入る際は、クマと出会わない対策をしましょう。

  • クマの目撃情報や出没注意の看板がある場所には近づかないようにしましょう。
  • 単独行動は避け、なるべく2人で行動しましょう。
  • 鈴や笛、ラジオなどの音が出るものを身に着け、クマに自分の存在を知らせる行動をしましょう。
  • クマ除けスプレーを携帯しましょう。
  • 足跡やフンを見つけたら、迷わず引き返しましょう。
  • 食事をした際に出たごみや残飯など、クマを引き寄せるものは放置せず、必ず持ち帰りましょう。

もし出会ってしまったら、絶対に刺激しないこと!!

大声を出したり、走って逃げようとすると、かえって興奮して追いかけてきます。もし出会っても、絶対に刺激しないようにしてください。

  • 近距離で遭遇したら、大声をあげたり急な動作はせず、クマから目を離さないようにして、ゆっくり後ずさりして離れてください。
  • 背中を見せて走って逃げるのは非常に危険です。絶対に走って逃げないようにしてください。(※ツキノワグマの場合、最高時速40キロメートルで走ることも可能と言われています。)
  • 遠くでクマを発見したら、慌てずそっと立ち去りましょう。
  • 小さな子グマを見つけたら、近くに親グマがいると考えられます。そっと離れましょう。

目撃情報の確認、発見時はすぐ通報を。  

 福島県自然保護課では、目撃情報を地図にまとめた「目撃マップ」が掲載されています。

https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035b/tukinowaguma-mokugeki.html

エサを求めて移動することが考えられます。最新の目撃情報をチェックしておきましょう。

★クマを目撃したら、すぐに警察へ通報してください。
※クマ対策に便乗し、クマ除けグッズ(撃退スプレーなど)がインターネット上で高額で販売・転売されるケースや、表示性能と異なるもの(そもそも撃退効果がないもの)を騙して販売するケースが報道されています。購入を検討されている方はご注意ください。
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