「ツキノワグマ出没特別注意報」が発令されました

掲載日:2024年4月1日更新

「ツキノワグマ出没特別注意報」が発令されました

 今年は冬の間の気温が高く、例年目撃が少ない1~3月にクマの目撃が相次いでいます。さらに今後、冬眠から目覚めたクマの出没数増加が見込まれることから、県内全域に「ツキノワグマ出没注意報」が福島県より発令されました。

 「ツキノワグマ出没注意報」期間:令和6年4月1日 から 令和6年7月31日 まで

 毎年、山菜採り等で山に入った際にクマに襲われる事故が発生しています。野外で活動する際にはツキノワグマに出会わないよう十分注意してください。

 

小野町内では現在のところ被害はありませんが、山林に入る際などは特に注意をお願いします。

 「ツキノワグマ出没注意報」(チラシ) (198.7KB)

 

クマと遭遇しないために

クマがいるかどうか痕跡を調べてみましょう

○クマの糞:人間と同じか少し大きめで形も人間と同じです。食べ物によって変化します。

○足  跡:幅は成獣で7~13cmです。

○熊  棚:樹上に折った枝を集めたもので、鳥の巣に似ていますが、枯葉がつくことで区別できます。

○熊 は ぎ:スギやヒノキの樹皮を剥がす行為のことです。樹皮が残り、甘皮部に歯で削いだ痕が残るのが特徴です。

 

クマの行動を知り、遭わないようにしましょう

 クマは臆病な性格のため、積極的に人間を襲うことはほとんどありませんが、不意の遭遇でパニックになり襲いかかってくることがあります。こうした遭遇を避けるために、以下の点にご注意ください。

〇クマの痕跡や目撃情報がある場所では突然出遭わないよう特に注意してクマ鈴やラジオなど音のするものを携帯し、クマに自分の存在を知らせるよう行動し、必要に応じて引き返す勇気を持ちましょう。また、音に反応したクマが藪の中などに潜んでいることがあるので、藪などの視界の悪い場所は特に注意し、立ち入らいないことも重要です(クマ鈴、ラジオで遭遇を完全に回避することはできません)。

○クマは春、秋には昼もよく活動しています。夏の場合、1日の中で活発に活動するのは朝夕です。人家近くへは、夜間にやってくることもあります。山際での農作業等はクマ鈴やラジオなど、音のするものを身につけ、周囲に注意して作業しましょう。

〇子グマを見つけたら親グマが近くにいると考えられるので、そっと立ち去りましょう。子グマを守ろうと親グマが攻撃してくるので危険です。

 

 福島県ツキノワグマ目撃情報

 

エサ場と認識させないための心構え

 エサがある場所と認識すると同じ場所に繰り返し出没します。クマの生息できる場所ではないことをはっきりさせるために次の点に注意しましょう。

○人家の周りにエサとなる生ゴミや作物残渣を放置しない。

○人家の周りに収穫しない果樹(カキ・クリなど)を放置しない。

○ペットフードや家畜のエサはフードストッカーや納屋などに保管する。

 

エサ場と認識させないための心構え

○遠くにいるのを発見した場合は、あわてず静かに立ち去る。

○クマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後ずさりしながらクマから離れましょう。クマとの間に立木等の障害物を入れることができる位置に移動すれば突進を防ぐこともできます。

○背中を見せて逃げると本能的に襲ってくるので、クマから目を離さず、走って逃げない。

 

農作業中のクマによる人身被害の防止

 (農林水産省)クマ注意喚起リーフレット (1.2MB)

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